今日、朝の番組「サンデープロジェクト」に全国の被害者の会とともに高金利被害者救済、高金利引き下げに取り組んでいる、木村達也、新里宏二両弁護士が出演しました。木村達也弁護士は、宝塚市でも職員さん向けの講習会をして下さったサラ金問題の第一人者です。
先日、当番組での貸金業法改正について番組コメンテーターから「今回の貸金業法改正(消費者金融の金利引き下げ等)によって貸し渋りがおき、融資を受けられなくなった中小業者の倒産が増える」といった発言に木村弁護士等が抗議をし、今回の企画に至ったものです。番組には、木村、新里弁護士の他、司会の田原総一郎、消費者金融擁護側として慶応大学小林教授、経済アナリスト植本氏が出演。
「中小業者倒産論」に対して、木村弁護士は「サラ金から借りている中小業者は、銀行や保証協会、国民金融公庫、さらには親戚、知人等、借入先がなくなり、仕方なく高金利で借りている。中小業者救済を言うなら低利の公的融資の拡充が必要」と明快に反論しました。また、金利引き下げによる経済の不安定化にも、「経済のためなら、年間7000人もの借金苦による自殺を放置すするのか。金利引き下げの議論の際は、過酷な取り立てや多重債務者の苦悩の声等よく聞き、現場の実態をよくつかんでから議論すべき!」と反論。
短時間の番組でしたが「経済優先」か「命を守る」のか、勝敗は一目瞭然!
経済至上主義は、大企業の雇用使い捨てや様々な搾取につながっています。いよいよそれらを規制する政治の出番!行政活躍の時です。