今日は、午前中仁川小学校の卒業式に出席。
諦めないこと、「努力は裏切らない、努力に勝る才能はない」、ありがとうの気持ち、「家族、先生、周りの人への感謝」を語った、堀校長先生のことばや、「夢に向かってすすもう」という平井PTA会長のことばは、いずれも心のこもった素晴らしいお話でした。
「田中こう」の時代の卒業式とは随分様子が違いました。演台は中央、それを挟んで6年生、5年生が座ります。保護者、教師、来賓はその回りを囲みます。証書授与の際、一人ひとり写真と将来の夢がスクリーンに映し出される演出もありました(驚)。卒業生退場の時の曲(ゆず:栄光の架橋)が最後、式をぐっと盛り上げ、とても感動的でした。
午後は、宝塚市病院事業運営審議会に出席。市長から諮問されていた宝塚市立病院の今後の運営のあり方について、答申が出されました。
この答申は、現行制度を基本としつつ、経営改革をスタートさせ、一歩一歩着実に進む方向を打ち出したものです。経営効率化、経費の縮小はマイナス思考に陥りやすいのに対し、答申では、市民の医療ニーズに応えられるよう、既存の複数診療科の統合や診療科の新設等、プラスの面にも配慮し、医療のサービス水準の向上・充実に努めるものです。
診療科の見直しとして、形成外科の新設、総合内科の新設、皮膚科の整備・充実、循環器科・心臓血管外科の統合と再編、心療内科の縮小。また、透析患者増加という社会的な要請や患者ニーズに応えるため、人工透析室の増強の必要性も提起されています。病床規模の適正化では、市立病院では2000年4月から許可病床数480床となりましたが、2007年3月から3階東病棟の一般病棟を一次閉鎖(36床)しています。ここ数年の入院患者数は2004年度一日平均398・1人、2005年度381・2人、2006年度345・1人と減少傾向にあり、今後もその傾向が強いことから389床まで減らす案が適切だとされています。この病床数見直し案については、委員から「これまでも入院受け入れが良くないのにさらに悪くなるのでは」と心配する声もありました。
「田中こう」は、国の医療費抑制政策の下、一自治体病院の努力だけでは改善できない問題がこれからどんどん出てくると指摘し、経営改善と同時に自治体病院として存続する方向性をしっかり考えていくよう要望しました。