今日は体育の日。
市立スポーツセンターではスポーチャレンジデーとして、野球・テニス教室、カヌーや体操、卓球、キンボールなどの体験教室が開かれ、たくさんの親子連れでにぎわいました。
「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利であり、全ての国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、又はスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければならない」・・・2011年に制定された「スポーツ基本法」の前文では、スポーツが国民の権利であることを高らかと宣言しています。
しかし、年間を通じて、実際にどれだけの人がスポーツに親しみ、また観戦したり、サポートしたり、活動に参画できているのでしょうか?
スポーツを職業とする人、オリンピック・パラリンピックを目指すアスリート、生涯スポーツに情熱を燃やす人がいる一方、過労死するほど働かされ、家族との時間もとれない今の社会、生活保護世帯、要保護世帯でくらす子どもたちは部活動にも参加できないという現実があります。
スポーツは時間的、経済的、精神的な負担なく、国民が生涯にわたり「健康で文化的な生活」を営む上で不可欠なものと位置づけられるべきです。
2020年、東京オリンピック・パラリンピックまでの4年間、宝塚市体育協会が掲げる「一人一スポーツ」の理念が国民全体のものとなり、国の責務として、ハード・ソフト両面の整備が拡充されることを願います。