今日は宝塚家族会交流会に参加しました。
精神障害当事者であり、相談員、講師、作家としてご活躍の森実恵先生にお越しいただき、家族の関わり方について学びながら交流しました。
みなさん、「高EE家族」という言葉、ご存知ですか?
統合失調症の患者さんにおいて、家族や身近な人たちの感情の表し方は、病気の再発に大きな影響を与えるといわれています。この感情表現をExpressed Emotionの頭文字をとってEEと呼び、その感情表出が高い家族関係を「高EE家族」と呼びます。
具体的には批判的、敵対的な感情表出や患者さんの喜怒哀楽に巻きこまれ冷静さを失うような感情表出をいいます。
統合失調症の患者さんに限らず、子どもとの関わりのなかでも「高EE」は大きな影響を与えると思います。
家族内で関わり方の強弱をつけたり、役割を変えたりすること、「好きにしていいよ」と言った後で、「こうした方がいいんじゃない」というようなダブルバインドを避けること、「必要とされ、認められ、褒められ、愛される」ことの大切さ、簡単なようで難しい「あたたかな無関心」という距離感など、たいへん参考になるお話を聞き、当事者や家族のみなさんの悩みも共有することができました。
これからのわが子との関わりのなかでもいかせることがたくさんあると思います。